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iRacingハンコン設定ガイド2026 FFBと推奨スペック

この記事の要点 ・iRacingには汎用のFFBボリュームがなく、設定の核はWheel Force(ベースのピークNm)を実機に合わせ、各車でAutoを押してMax Forceを較正する手順。 ・公式推奨環境は6コア/RAM 16GB/GPU 8GB VRAM。32GBや10GB VRAMは推奨ではなくハイエンド枠で、最小でもGPUは6GB VRAMが要る。 ・2026年時点でネイティブ360Hz FFBが成熟し、DDベースではirFFBは必須ではない。ただしベルト/ギア勢にはirFFBが依然有用。

iRacingのフォースフィードバック(FFB)は、強さを一括で決める「ボリューム」ダイヤルがない点が他タイトルと大きく異なります。ベースの実トルクを正しく申告し、車ごとに較正する設計です。本ガイドは公式のPC推奨スペックと、主要ベース別のWheel Force初期値を1ページに集約し、DDとベルト/ギアで分かれる調整手順、そして2026年のネイティブ360Hz化の現状までを、公式値と一次解説の範囲だけで整理します。型番やシーズン仕様は変動するため、数値は記載時点の目安として扱ってください。

iRacingを快適に動かすPCスペックはどれくらい必要?

公式システム要件は最小・推奨・ハイエンドの3段で示されています。結論として、安定して走るなら6コアCPU・RAM 16GB・GPU 8GB VRAMの推奨ラインを満たすのが目安です。よく言われる「32GB・10GB VRAM」は推奨ではなくハイエンド枠で、ここを混同すると過剰投資になります。逆にGPUは最小でも6GB VRAMが必要で、これを下回る構成は対象外です。OSはWindows 11(64-bit)必須、APIはDirectX 11です。

項目最小(Minimum)推奨(Recommended)ハイエンド(High-End)
OSWindows 11 64-bitWindows 11 64-bitWindows 11 64-bit
CPU4コア6コア8コア以上
RAM16GB16GB32GB以上
GPU専用VRAM6GB8GB10GB以上
ストレージ40GB225GB(全車・全コース)225GB以上

出典: iRacing公式システム要件(iracing.com/membership/system-requirements)。数値は記載時点の公式目安。

ストレージは「最小40GB」と「推奨225GB」で開きが大きく見えますが、これは導入する車種とコースの数で変わります。全コンテンツを入れると225GB級になるため、保存先はSSDに余裕を持たせるのが安全です。なおVR利用時は最低でも推奨(Recommended)相当を満たすことが公式解説で示されています。これらの環境構成は、より詳しい選び方をレースシム向けゲーミングPCおすすめ2026で解説しているので、新規にPCを組む人はあわせて確認してください。

iRacingのFFB設定はどこから触る?基本の3ステップ

最初に押さえるべきは、iRacingが「強さの倍率」ではなく「あなたのベースの実トルク」を入力させる思想だという点です。手順はシンプルで、以下の3ステップに集約されます。

  1. Wheel Force(Nm)を、使っているベースのピークトルク実力値に合わせる。
  2. 各車に乗った状態でAutoボタンを押し、その車のMax Forceを較正する。
  3. テレメトリそのものを出力する(余計な味付けをしない)。

ここで重要なのが安全面です。たとえば12NmのCSL DDにWheel Force=25Nmと過大申告しても、出力が強くなるわけではありません。むしろクラッシュ時のスパイクなどでハードの上限を超えるトルク要求が発生し、安全マージンを外す危険があります。Wheel Forceは盛らず、実力値に正直に合わせるのが原則です。

較正の結果、GT3カーのMax Forceはベース機種に依らずおおむね35〜45Nm付近に収束するとされています(出典: simracingcockpit.gg)。つまりMax Forceは「車が要求する力の総量」を表す数値で、ベースのトルクとは別物だと理解しておくと混乱しません。FFBそのものの仕組みを基礎から押さえたい人はFFB(フォースフィードバック)とは?仕組みを解説を入口にすると、Wheel ForceとMax Forceの違いが腹落ちします。

駆動方式でFFB設定はどう変わる?DDとベルト/ギアの分岐

ここが設定の分岐点です。ダイレクトドライブ(DD)とベルト/ギア駆動では、推奨する追加設定が逆向きになります。

  • DD(ダイレクトドライブ): Use Linear Mode を ON(チェック)Damping 0%Min Force 0%。モーター軸直結で出力に余裕があるため、味付けを足さず素のテレメトリを出すのが基本です。
  • ベルト/ギア駆動(おおむね8Nm未満。G29/G920/G923等): Linear Mode OFFMin Force 10〜15%(またはirFFBのカスタムLUT)。出力が弱いベースでは微小な手応えが埋もれやすく、Min Forceで下限を底上げして路面情報を感じ取りやすくします。

この違いは「弱いベースほど補正で底上げ、強いベースほど素直に出す」と覚えると整理しやすいです。自分の機種がどちらに属するか曖昧な場合は、駆動方式の違いそのものをハンコン選び方完全ガイド2026で確認してから設定に入ると、Linearモードの判断を迷いません。

ダイレクトドライブとベルトギア駆動でiRacingのFFB設定が分岐する流れを示した図
▲DDはLinearモードONで素直に、ベルト/ギアはMin Forceで底上げ

ベース別のWheel Force初期値はいくつにすればいい?早見表

最初の一歩でつまずきやすいのが「Wheel Forceに何Nmを入れるか」です。各ベースのピークトルクに合わせるのが原則なので、主要ベースの初期値を一覧にまとめました。較正後は各車でAutoを押す前提の、出発点の数値です。

メーカーモデル推奨in-game Wheel Force(Nm)
FanatecCSL DD5(8Nmキット時 8)
FanatecClubSport DD12
FanatecDD+15
FanatecDD120
FanatecDD2(Podium)25
MozaR55.5
MozaR99
MozaR1212
MozaR1616
MozaR2121
LogitechG29 / G9202.1
LogitechG9232.5
LogitechRS508
LogitechG PRO11
SimucubeSC2 Sport17
SimucubeSC2 Pro25
SimucubeSC2 Ultimate32

出典: directdrivewheels.com / simracingcockpit.gg / MOZA公式ブログ。値はベースのピークトルク実力値に合わせる前提の初期値で、記載時点の目安。

メーカー別に2点、運用のコツがあります。MozaはPit HouseのRoad SensitivityデフォルトがiRacingには強すぎる傾向があり、9〜10へ下げてWheel Forceに主役を任せると素直になります(出典: MOZA公式 / simracingcockpit.gg)。Fanatecは単一のグローバル設定で回すより、車別のFanalabプロファイル運用が最大の改善点です。車別のAuto Max Forceが保存され自動で再適用されるため、車を乗り換えるたびの手戻りが消えます。どのベースが自分の予算と用途に合うかはiRacingにおすすめのハンコン2026で機種選びの観点から整理しているので、これから買う人はそちらを起点にしてください。

駆動方式別の設定早見表はどうまとまる?

DD勢とベルト/ギア勢で「触るべき項目の方向」を1枚に集約すると、設定中に迷いません。下表は本記事の判断フレーム(弱いベースは底上げ・強いベースは素直に出す)を項目単位に落とし込んだものです。

設定項目DD(ダイレクトドライブ)ベルト/ギア(8Nm未満)
Wheel ForceベースのピークNm実力値ベースのピークNm実力値
Use Linear ModeON(チェック)OFF
Min Force0%10〜15%
Damping0%0%基準・必要時のみ微増
irFFB基本不要(SAT追加時のみ任意)用途次第で有用(SAT/LUT)
Max Force各車Autoで較正各車Autoで較正

本表は公式・一次解説の設定値を駆動方式の判断軸で集約した独自整理。具体値はベース個体・シーズンで変動するため目安。

2026年はirFFBがもう要らない?ネイティブ360Hzの現状

近年最大の変化が、iRacingネイティブの360Hz FFB出力の成熟です。2026年時点で、DDベースではirFFBはもはや必須ではない(no longer mandatory)状態になっています。仕組みは、60Hz間隔で360Hz分のFFBデータをまとめて送り、ホイール側で補間して再構成するというもの。外部アプリを噛ませずに低レイテンシでirFFB相当の解像度を得られます。

ただしベルト/ギア勢には例外があります。iRacingがネイティブで意図的に省いているセルフアライニングトルク(SAT)の計算値を足したい場合、irFFBは依然として有用です。したがって「360Hz化=irFFB完全不要」ではなく、DDなら基本不要・弱トルク勢は用途次第で併用が正確な整理になります。

なお、このネイティブ360Hzが正式に追加された具体的なシーズンについては、検索集約では2024シーズン中とされるものの一次ソースを確認できませんでした。本記事では2024シーズン中に追加され2026年時点で成熟という範囲にとどめ、特定シーズンの断定は避けます。同様に一部で言及される「irFFB専用ブランチ」も一次確認ができないため、ここでは扱いません。実測のトルク値や入力遅延の数値は本記事では扱わず、現状は公式値と各解説の目安をベースに記載しています。

よくある質問

Q. iRacingのFFBで最初に設定すべき1項目は? A. Wheel Force(Nm)です。使っているベースのピークトルク実力値に合わせ、その後で各車に乗ってAutoを押しMax Forceを較正します。Wheel Forceを実力以上に盛ると強くなるどころか安全マージンを外すため、正直な値を入れてください。

Q. G29やG920ではMin Forceをどう設定する? A. ベルト/ギア駆動なのでLinear ModeをOFFにし、Min Forceを10〜15%程度に設定して微小な手応えを底上げするのが基本です。さらに細かく詰めたい場合はirFFBのカスタムLUTを使う方法もあります。

Q. 2026年でもirFFBは入れるべき? A. DDベースなら必須ではありません。ネイティブ360Hzが成熟しているためです。ただしベルト/ギアでセルフアライニングトルク(SAT)を足したい人にはirFFBが依然有用なので、駆動方式と目的で判断してください。

出典・公式リンク

  • iRacing公式 システム要件: iracing.com(/membership/system-requirements/)
  • Fanatec: iRacingシステム要件&スペック解説: fanatec.com
  • directdrivewheels.com: iRacing FFB設定 2026(ベース別Nm)
  • simracingcockpit.gg: iRacing FFB設定(Fanatec/Moza/Simucube/Logitech)
  • mozaracing.com: MOZA公式 iRacing FFB設定(R5-R21)
  • simracingsetup.com: MOZA R5/R9/R16 iRacing設定

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