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Logicool G PROレーシングホイール評価2026 11Nm DD

この記事の要点Logicool G PRO Racing Wheelは11Nmダイレクトドライブで、公式MSRPは$999.99(実売$999〜$1,200級)。価格にはベース+リム+クランプが一体で含まれる。 ・最大の差別化はTRUEFORCE(毎秒4,000回処理・1ms処理速度の公称)とPS5/Xboxのコンソール対応DDである点。MozaはPC専用、Fanatecはコンソール対応だがエコシステムが別。 ・トルク単価ではMoza/Fanatecが有利。実質の選択軸は遊ぶ機種(コンソールか)TRUEFORCEフル統合タイトルを遊ぶかに集約される。

Logicool G PRO Racing Wheelは、Logitech Gが投じた11Nmのダイレクトドライブ(DD)機です。本記事は公式仕様を1つの表に集約し、同価格帯のFanatec/Moza上位DDと並べてどこに位置するのかを構造で整理します。入力遅延は公式の公称値のみが公表されており、編集部による一次実測は現時点で未実施のため、本記事は公式値と目安のみで断定します(一次実測は今後検証でき次第追加します)。価格・仕様は変動するため購入時に公式を再確認してください。

Logicool G PROレーシングホイールの公式スペックは?11Nm DDの中身

結論から言うと、G PROは11NmのダイレクトドライブTRUEFORCE磁気ギアシフトパドルデュアルクラッチオンボードOLEDクイックリリースを一体化した、Logitech Gの最上位ホイールです。モーター軸に直結するDDのため遅延が少なく路面情報が濃いのが本質で、ギア/ベルト機とは手応えの質が異なります。下表に公式値を集約します(出典付き)。

項目公式仕様出典
駆動方式ダイレクトドライブ(Direct Drive)Logitech G 公式製品ページ
最大トルク11Nm(11 Nm of Direct Drive)Logitech G 公式製品ページ
FFB技術TRUEFORCE(物理エンジン/音響直結)Logitech G 公式TRUEFORCE技術ページ
処理速度毎秒4,000回処理・1ms処理速度(公称)Logitech G 公式TRUEFORCE技術ページ
パドル磁気ギアシフトパドル(ホール効果センサー)公式Amazonリスティング
クラッチデュアルクラッチパドル搭載Logitech G 公式
ディスプレイオンボードOLED・5レーシングプロファイル切替公式Amazonリスティング
リム着脱クイックリリース機構あり公式製品名/Windows Central
接続有線USBBest Buy 各SKU
価格$999.99(公式直販MSRP)Logitech G 公式ショップ

TRUEFORCEは単なる振動ではなく、ゲーム内の物理エンジンとオーディオエンジンに直結し、荷重移動やコーナリングといったキネステティック情報と、高周波の路面・音響ディテール(バイブロタクタイル)の両方を返すのが特徴です。「毎秒4,000回処理」「1ms処理速度」はあくまで公式公称値で、第三者の一次実測ではない点に注意してください。実測遅延は今後検証でき次第追加(現状は公式値/目安のみ)とします。

なおDDの強さは設定でトルクを下げられるため初心者でも扱えますが、本体が重く固定リグがほぼ前提になります。駆動方式そのものの違いはハンコン選び方完全ガイド2026で基礎から整理しています。

プラットフォーム対応は1台で全部?SKUの違いに注意

ここは誤解が多いポイントです。G PROは1台でPS5・Xbox・PCすべてに対応するわけではなく、3つの別SKUに分かれます。購入時に自分の機種に合うバージョンを選ぶ必要があります。

SKU(型番)対応接続
941-000175PlayStation5 / PC有線USB
941-000192Xbox Series X / S / PC有線USB
941-000215PC専用有線USB

いずれもPS版はPC兼用、Xbox版はPC兼用という構成で、PS5とXboxを1台でまたぐ運用はできません。この「SKU分割」は競合比較の核にもなります。後述のとおりMozaのDDは全モデルPC専用で、PS5やXboxのコンソール機では使えません。コンソールでDDの手応えを求める人にとって、G PRO(とFanatec系)は数少ない選択肢になります。同梱はPROホイールリム/ベース/テーブルクランプ/USBケーブル/電源/マニュアルで、ペダルは別売です。

同価格帯のFanatec・Mozaと比べてG PROはどこに立つ?

この記事の核です。トルク数値だけ見るとG PROの11Nmは「中位トルク帯」で、Moza R16(16Nm)やFanatec DD+(約15Nm級)には及びません。しかしコンソール対応の有無TRUEFORCEフル統合の有無を軸に置くと立ち位置が変わります。公開データを集約した比較が下表です(ベース単体トルクの集約値・目安)。

機種ピークトルクコンソール対応TRUEFORCE価格構成
Logicool G PRO11NmPS5/PC・Xbox/PCの別SKUで対応対応(物理+音響直結)ベース+リム+クランプ一体 $999.99
Fanatec CSL DD約8Nm(8Nm電源時)対応(PS/Xbox)非対応ベース+リム+ペダル積み上げ
Fanatec ClubSport DD+最大約15Nm級対応非対応積み上げ
Moza R9約9NmPC専用非対応積み上げ
Moza R1212NmPC専用非対応積み上げ
Moza R1616NmPC専用非対応積み上げ

出典: Logitech G 公式 / SimRacingSetup / SimRacingCockpit / Simline 集約レビュー(ベース単体トルクの集約値・目安)。

G PROとFanatec・Moza上位DDのトルク・コンソール対応・TRUEFORCE有無を横並びにした比較図
▲11Nmは中位トルク帯。差別化軸はコンソール対応とTRUEFORCEに移る

ここから3つの構造が読めます。第一に、PS5・Xbox両系にDDで公式対応するのは希少で、MozaはPC専用、Fanatecはコンソール対応だがエコシステムが別です。第二に、TRUEFORCE(物理+オーディオ直結)は他社にない軸で、対応タイトルを遊ぶかどうかが価値を左右します。第三に、$999.99はベース+リム+クランプ込みの一体価格で、Fanatec/Mozaの「ベース+リム+ペダル」積み上げ価格と単純比較できません。トルク単価ではMoza/Fanatecが有利でも、コンソール対応×TRUEFORCE対応タイトルの有無が実質の選択軸になります。

駆動方式・トルク帯ごとの全体像はダイレクトドライブ ハンコン比較2026、価格帯で切った選び方はダイレクトドライブ 価格帯別比較で中立にまとめています。

TRUEFORCE対応タイトルはどれ?判断軸としての見方

TRUEFORCEを買う価値の核は「自分の遊ぶゲームがフル統合に対応しているか」です。ここで注意が必要なのは、TRUEFORCEフル統合単なるLogitechホイール対応は別概念で、検索結果には両者が混在している点です。前者は物理/音響エンジンに直結した本来のTRUEFORCE体験、後者は一般的なホイールとして動くだけの対応を指します。

公式技術ページは「20以上のゲームタイトルに搭載・拡大中(20+ game titles and growing)」と明示する一方、ページ上で完全な名称一覧は列挙せずFAQへリンクしています。そのため本記事では、公式や一次資料で確認できた代表的タイトルのみを挙げ、完全一覧はLogitech G公式FAQでの確認を前提とします。

区分タイトル例備考
TRUEFORCEフル統合(確認できる代表例)Assetto Corsa Competizione / Dirt Rally 2.0 / GRID(2019) / Project CARS 3 ほかAssetto Corsa Competizioneは公式FAQで明示。公式は「20+」と表記し完全一覧はFAQ参照
一般的なホイール対応(TRUEFORCEフル統合とは別)Forza Horizon 4 / Assetto Corsa(無印) / rFactor 2 / American・Euro Truck Simulator ほかホイールとして動くがフルTRUEFORCE統合と混同しない

つまり遊びたいタイトルがTRUEFORCEフル統合かどうかを公式FAQで確認するのが、G PROを選ぶ妥当性の最終判断になります。フル統合タイトルが主戦場なら他社DD比で体験差が出やすく、そうでなければ「11Nmのコンソール対応DD」という価値が中心になります。

結局G PROは誰に向く?向き不向きの整理

G PROが刺さるのは、PS5またはXboxでDDの手応えを求め、TRUEFORCEフル統合タイトルを遊ぶ人です。コンソールで使えるDDという条件だけでMozaは外れ、TRUEFORCEという軸でFanatecとも体験が分かれます。一体型$999.99のため、ベース選びからリム・周辺を積み上げる手間を避けたい人にも向きます。

逆に、PC専用シムでとにかく高トルク/トルク単価を重視する人はMoza R12/R16などが有力で、G PROの11Nmは数値上は中位です。また現時点で交換用ホイールリムの選択肢が限られる(発売時点)点や、ペダル別売・固定リグ前提といったコスト構造も踏まえる必要があります。

入門帯からの位置づけを掴むには、まずLogicool G29とG923の比較でLogitech Gの下位ラインを理解してから、DDのG PROへ上がる流れが分かりやすいです。なお各機種の実測FFB感や入力遅延は編集部での計測を予定しており、検証でき次第追加します(実測値は今後追加・現状は公式値/目安のみ)。

よくある質問

Q. Logicool G PROのトルク11Nmは他社DDより弱いですか? A. 数値だけ見ると中位トルク帯で、Moza R12(12Nm)/R16(16Nm)やFanatec DD+(約15Nm級)より低めです。ただしトルクは設定で調整でき、G PROの価値はコンソール対応とTRUEFORCEにあります。最大トルクの大小だけで優劣は決まりません。

Q. G PROはPS5とXboxの両方で使えますか? A. 1台で両方は不可です。PS5/PC版(941-000175)、Xbox/PC版(941-000192)、PC専用版(941-000215)の3つの別SKUに分かれます。購入時に自分の機種に合うバージョンを選んでください。

Q. 価格は$999ですか$1,199ですか? A. 公式直販のMSRPは$999.99です。$1,200級は一部小売や海外・バンドルでの上振れで、Logitech公式の単体定価ではありません。実売は$999〜$1,200級で流通する、と分けて捉えるのが正確です。

出典(媒体名)

  • Logitech G 公式製品ページ(PRO Racing Wheel・11Nm DD/TRUEFORCE/磁気パドル/デュアルクラッチ/$999.99)
  • Logitech G 公式TRUEFORCE技術ページ(毎秒4,000回処理/1ms/20+タイトル)
  • 公式Amazon製品リスティング(OLED/5プロファイル/Quick Release/ホール効果センサー)
  • Best Buy 各SKUリスティング(941-000175 / 941-000192・3SKU構成と実売価格)
  • Windows Central レビュー(クイックリリース/発売時のリム選択肢)
  • PCGamingWiki(TRUEFORCE対応と一般ホイール対応の区別)
  • SimRacingSetup / SimRacingCockpit / Simline(Fanatec・Moza競合トルクの集約値)

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