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Thrustmaster T598比較2026 T300からの買い替え判断

この記事の要点T598はThrustmaster初のコンソール向けダイレクトドライブで、常時5Nm+オーバーシュート100%。ベルトのT300RS GT/T-GT IIとは駆動方式が根本的に違う。 ・価格序列(米国)はT300RS GT $449.99 < T598 $599.99 < T-GT II $695.99。つまりT598は最上位ベルトより約$96安く手に入る最安DD。 ・買い替えの注意はT598付属が2ペダル(Raceline LTE)で、3ペダル(T3PA系)のT300/T-GT IIからはブレーキ構成がダウングレード。3ペダル別売追加を要検討。 ・PS5接続はT300/T-GT IIが無条件ネイティブ、T598はファーム+ゲームSDK依存の2モード方式。SDK未対応タイトルではT-GT後方互換で運用。

ThrustmasterのベルトホイールであるT300RS GTやT-GT IIから、2025年登場の新ダイレクトドライブT598へ買い替えるべきか。本記事は公式情報の範囲で、3機種を駆動方式(ベルト vs ダイレクトドライブ)・トルク・PS5ネイティブ対応・付属ペダル世代の4軸で1表に集約し、今からThrustmasterで始める人とT300から買い替える人それぞれの分岐フローに落とし込みます。価格は米国基準(公式eShop/小売)で確認したものを使い、第三者推定値や未確定の箇所は正直に未確定フレームで扱います。

ThrustmasterのT598とT300RS GT/T-GT IIは結局どこが違う?一覧で先に把握する

結論を先に言うと、3機種は「同じThrustmaster現行ラインでも駆動方式の世代が分かれる」関係です。T300RS GTとT-GT IIはベルト駆動、T598だけがダイレクトドライブ(Direct Axial Drive)。トルク・PS5対応・付属ペダルを含めて4軸を1表に集約したのが下です。出典は各公式製品ページとサポート情報、Best Buy製品ページに基づきます。

比較軸T300RS GT EditionT-GT IIT598(新DD)
駆動方式デュアルベルト+ブラシレス(約25W)ベルト+次世代モーター(40W)Direct Axial Drive(コギング99%以上低減と公称)
トルク公称Nmなし/ベルト駆動公称Nmなし(第三者推定~6Nm)常時5Nm+オーバーシュート+100%(公称)
付属ペダルT3PA GT(3ペダル)T3PA GT II(3ペダル)Raceline Pedals LTE(2ペダル/磁気)
対応機種PS5/PS4/PCPS5/PS4/PCPS5/PS4/PC(Win10/11)
PS5接続無条件PS公式ライセンス無条件PS公式ライセンスファーム+SDK依存の2モード(T598/T-GT)
ホイールリム着脱式GTリム着脱式GTリム11.8インチ(30cm)着脱式/mag-shift
価格(米国)$449.99$695.99前後$599.99(バンドル)

出典: Thrustmaster公式T598/T300RS GT Edition/T-GT II製品ページ、Thrustmasterサポート(KB1805-en、t598p-en、KB1795-en)、Best Buy製品ページ。トルクと価格の根拠は本文末の出典欄にまとめています。

まず押さえるべきは、T598だけがダイレクトドライブだという点です。ベルトとDDの違い自体を基礎から知りたい場合はダイレクトドライブ ハンコン比較ガイドで全体像を確認すると、T598が現行ラインのどこに位置するかが掴みやすくなります。なおThrustmaster同士のベルト2機(T300RS GTとT-GT II)の細かな差はThrustmaster T300とT-GT II比較で別途整理しています。

T598のダイレクトドライブはベルトと何が違う?トルクの読み方

ダイレクトドライブはモーター軸とホイールを直結し、ベルトやギアを介さない方式です。T598はThrustmaster独自のDirect Axial Drive(軸方向モーター)で、コギング(モーター由来の引っかかり)を99%以上低減と公称し、滑らかでダイレクトな手応えを狙っています。常時トルクは5Nm、瞬間的に出力を増やすオーバーシュート能力が+100%と公称されています。

対するベルト機は公式がNmを明示していません。T300RS GTは約25Wブラシレス、T-GT IIは40WブラシレスというW数表記が中心で、第三者ではT300RS GTを2.7〜4.6Nm、T-GT IIを約6Nmと推定する報道がありますが、出典によって幅があり公式Nm値ではありません。そのため本記事ではベルト2機を「公称Nmなし/ベルト駆動」と扱い、断定Nmは避けます。

トルクの絶対値だけで見ると、T-GT IIの推定ピーク約6NmがT598の常時5Nmを上回る場面もあり得ます。ただしダイレクトドライブの価値は最大値そのものより力の出方の質(ダイレクト感・コギング低減・微振動の解像度)にあります。常時トルクとフィードバックの質ではT598が有利、ピークの数字ではT-GT IIが上、という整理が公式情報の範囲で成立します。Nmの読み方そのものを掘りたい場合はDDの仕組みと選び方側で補完してください。

最安でダイレクトドライブを始めるならどれ?価格×トルクの導出

価格を米国基準で並べると、序列は明確です。T300RS GT $449.99 < T598 $599.99 < T-GT II $695.99。ここから2つの導出が成立します。

  • T598は中間価格でありながら唯一のDD。ベルトの上下に挟まれた価格帯にダイレクトドライブが入るため、現行Thrustmasterで最安のDDがT598になる。
  • 最上位ベルトより安くDD化できる。T-GT II $695.99 − T598 $599.99 = 約$96。つまりT-GT IIに払う金額より約$96安く、ベルトからダイレクトドライブへ駆動世代を一段上げられる計算になる。

この導出は公開価格(米国公式eShop/小売)からのものです。欧州ではT598が€499、英国でも併売されています。日本円価格は今回US基準のみの確認で、為替・国内流通で変動するため本記事では断定しません。価格に対するトルクの考え方を含め、購入前の予算配分はThrustmaster T128とT248比較の入門レンジと合わせて見ると、上位移行のステップが見えやすくなります。

Thrustmaster現行ラインを価格とトルクの階段で並べベルトとダイレクトドライブの境界線上にT598を置いた位置関係の図
▲価格×トルクの階段で見ると、ベルト/DDの境界線上にT598が位置する

数字だけ見ると「最安DDのT598が買い」に見えますが、ここから先は買い替えの実務的な注意点が分岐を左右します。

T300/T-GT IIからT598に買い替えるとペダルはどうなる?

ここが買い替え判断で最も見落とされやすいポイントです。T598の付属はRaceline Pedals LTEで、H.E.A.R.T.磁気センサーを採用し踏み心地のカスタマイズが可能ですが、2ペダル構成です。一方でT300RS GTはT3PA GT、T-GT IIはT3PA GT IIと、いずれも3ペダル(T3PA系)が付属します。

つまりT300やT-GT IIから乗り換えると、ベース機の駆動方式はDDへ進化する一方で、クラッチを含むペダル構成は3→2へダウングレードする形になります。MT操作やヒール&トウを使うレースゲームを遊んでいる人ほど、この差は無視できません。買い替えフローには必ず3ペダル別売追加(T-LCMやRaceline 3ペダルなど)を検討するノードを入れるべきです。

ペダルの世代や踏力センサーの違いを先に詰めたい場合は、ロードセル系を含めた選び方を別記事で扱っています。T598のDDベースに見合うブレーキ精度を求めるなら、付属の2ペダルで足りるか、別売3ペダルを足すかを購入時点で決めておくと、後から買い直す無駄を避けられます。

T598のPS5接続は本当にネイティブ?2モード方式を理解する

T598のPS5対応は「完全ネイティブ」と「非ネイティブ」のどちらでもなく、2モード方式として理解するのが正確です。ファームウェアv2.52以降で、最新のThrustmaster SDKを実装したPS5ゲームではPlayStation Mode 2(RED)でT598としてネイティブ検出されます。

一方、SDKに未対応の旧タイトルや一部タイトルでは、PlayStation Mode 1(BLUE)に切り替えてT-GT(旧モデル)として後方互換認識させる必要があります。すなわち「全タイトルで無条件にT598ネイティブ」ではなく、対戦相手や遊びたいタイトルのSDK対応状況によってはT-GTエミュレーション側で運用することになります。これに対しT300RS GTとT-GT IIは、PlayStation・Gran Turismo公式ライセンス品として無条件にネイティブで動作します。

加えてユーザー実機レビューでは、ファームウェア更新の難しさ、本体が大きく重い点、長時間使用での発熱、接続トラブルの声が指摘されています(Best Buyカスタマーレビュー、GTPlanet/Traxion等)。これらは個体差や環境依存を含むため断定はしませんが、買い替え前に把握しておくべき注意点です。PS5環境でのハンコン選定を横断的に見たい場合は、対応機種ごとの選び方も合わせて確認すると前提が固まります。

結局T598に買い替えるべき?今から始める/T300から乗り換える分岐フロー

最後に判断を一本化します。下の診断ツリーで自分の条件を辿ってください。ダイレクトドライブが欲しいかペダル構成・PS5タイトルのSDK対応の組み合わせで、ほぼ機種が決まります。

  • Q1: ダイレクトドライブの手応え(コギング低減・ダイレクト感)が欲しいか?
    • いいえ(ベルトで十分・GT専用FFや3ペダル付属を重視) → T300RS GT(最安・3ペダル)またはT-GT II(上位ベルト・3ペダル)
    • はい → Q2へ
  • Q2: 主に遊ぶPS5タイトルが最新Thrustmaster SDKに対応しているか(またはPCメインか)?
    • PCメイン/SDK対応タイトル中心 → Q3へ
    • SDK未対応タイトルが中心(T-GTモード運用が前提になる) → 買い替え効果が薄れるため現状維持も選択肢。それでもDD化したいならT598(T-GT後方互換で運用)
  • Q3: ブレーキは2ペダルで足りるか、3ペダル別売追加を許容できるか?
    • はい → T598(最安DD・T-GT IIより約$96安くDD化)
    • クラッチ必須で追加予算も厳しい → 付属3ペダルのT-GT IIを維持/選択

要するに、DDの質が欲しくPCまたはSDK対応タイトル中心で、2ペダル(または3ペダル追加)を許容できるならT5983ペダル付属とPS5無条件ネイティブを重視するならT300RS GT/T-GT IIという分岐です。T300から乗り換える場合は「ベース機はDDへ進化、ペダルは3→2、PS5接続は2モード」という3つのトレードオフを天秤にかけるのが、失敗の少ない進め方です。なお価格・ファーム挙動・SDK対応タイトルは更新で変わりうるため、未確定部分は本記事では断定していません。

よくある質問

Q. Thrustmaster現行ラインで一番安いダイレクトドライブはどれ? A. 米国価格ではT598($599.99)が最安のダイレクトドライブです。ベルトのT300RS GT($449.99)より高いものの、最上位ベルトのT-GT II($695.99)より約$96安く、ベルトからDDへ駆動世代を上げられます。価格はUS基準で、為替・国内流通により変動します。

Q. T300RS GTからT598に買い替えるとペダルは減る? A. はい、注意が必要です。T300RS GTは3ペダル(T3PA GT)付属ですが、T598の付属はRaceline Pedals LTEで2ペダル構成です。クラッチを使う遊び方なら、T-LCMやRaceline 3ペダルなどの別売追加を検討してください。

Q. T598はPS5で全タイトルネイティブに動く? A. 全タイトルではありません。ファームv2.52以降かつゲーム側が最新Thrustmaster SDKに対応していればT598としてネイティブ検出(PS Mode 2/RED)されますが、SDK未対応タイトルではT-GTとして後方互換認識(PS Mode 1/BLUE)に切り替える必要があります。T300RS GT/T-GT IIは無条件のPS公式ライセンス品です。

出典・公式リンク

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