グランツーリスモ7・レースsimのハンコン・コックピット・設定を徹底比較。

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ラリーゲームのハンコン設定2026 Dirt Rally2とWRC比較

この記事の要点 ・DiRT Rally 2.0とEA SPORTS WRCはCodemasters/EA系の同系エンジン由来で、FFBスライダーの項目名がほぼ共通。比較しやすい。 ・ラリー特有の調整はセンター戻し(セルフアライニングトルク)ガレ場の振動(Suspension)の2軸で整理できる。 ・DiRT2はSteering Centre Force=Onで戻しを補助、EA WRCはOffにしてSAT値自体を高く取る—この方針差が最大の違い。 ・設定値は公式UIの項目名+解説サイトの目安。各スライダーの推奨数値を網羅した公式ドキュメントは確認できていない点を正直に明示する。

ラリーゲームのハンコン設定は、舗装サーキット系のFFB(フォースフィードバック)設定をそのまま持ち込むと「滑り出しが掴めない」「砂利の振動でハンドルが暴れる」というズレが起きやすいジャンルです。本記事ではDiRT Rally 2.0EA SPORTS WRCという代表的な2タイトルを取り上げ、ラリーならではのFFB調整観点を比較フレームで整理します。設定値は公式UIの項目名と解説サイトが示す目安で、編集部が出典付きで突き合わせたものです。

ラリーのハンコン設定は舗装路と何が違うのか?

ラリーは未舗装(グラベル/ガレ場)を高速で走り、車が常に滑りながら向きを変える競技です。そのため舗装サーキットで重視される「縁石やコーナリングGの重さ」よりも、横っ飛びした後にステアが戻ってくる感覚(センター戻し)路面の荒れ(砂利の振動)を手のひらで読み取れるかが走りやすさを左右します。

この2軸を担うのが、FFBスライダーの「セルフアライニングトルク(Self Aligning Torque)」と「サスペンション(Suspension)」です。前者はタイヤとサスのジオメトリ由来の主要トルクで、カウンターステアを当てる手応えの中核。後者は路面の凹凸やガレ場の振動を伝えます。逆に「Wheel Friction」「Tyre Friction」は情報を足さず常時ハンドルを重くするだけの項目で、軽量なベルト駆動機では下げるのがラリーの定石です。

DiRT Rally 2.0とEA SPORTS WRCのFFB項目はどう対応している?

両タイトルはCodemasters/EA系の同系エンジン由来で、FFBスライダーの項目名がほぼ共通しています。だから同じ観点で横並び比較ができます。EA WRC側はこれにTyre Slip(滑り)とEngine(エンジン振動)が独立項目として追加されているのが主な差分です。

まず項目の役割と、両タイトルでの位置づけを一表に統合します。各スライダーの推奨数値を網羅した「公式」ドキュメントは公開確認できなかったため、数値はあくまで解説サイトの目安として扱ってください。

FFB項目(公式UI名称)役割DiRT Rally 2.0EA SPORTS WRC
Self Aligning Torqueタイヤ/サス由来の主要トルク・センター戻しの中核あり(中核)あり(中核)
Wheel Friction常時ダンパー的に重くするだけ・情報量ゼロありあり
Tyre Frictionタイヤ由来の摩擦感ありあり
Suspension路面の凹凸/ガレ場の振動ありあり
Tyre Slipタイヤの滑り出しの情報―(独立項目なし)あり(独立追加)
Engineエンジンの振動―(独立項目なし)あり(独立追加)
Collision衝突時の衝撃ありあり
Soft Lock実車舵角を超えた時の壁ありあり
Steering Centre Forceセンター戻しのゲーム側補助あり(Enabled切替)あり

出典: briankoponen.com / racinggames.gg(両タイトルのスライダー項目名)。

ラリー向けFFB項目をDirt Rally2とWRCで対比した表の図解。センター戻しとガレ場振動の担当項目を整理
▲ラリーFFBはセンター戻し(SAT)とガレ場振動(Suspension)の2軸で読むと整理しやすい

FFBの項目そのものが何を指しているかを根本から押さえたい場合は、FFB(フォースフィードバック)の仕組みとは何かを解説した記事から読むと、各スライダーの意味がつながります。

DiRT Rally 2.0のおすすめFFB設定の目安は?

DiRT Rally 2.0でLogitech G29/G920を使う場合の、解説サイト(Brian Koponen)が示す目安は次の通りです。考え方は「Self Aligning Torqueが主要FFBであり、高くしすぎると重すぎて、ラリー車では舵と格闘すべきでない」というもの。情報を足さないWheel/Tyre Frictionは0、路面振動のSuspensionは出すが上げすぎるとノイジーになる、という方針です。

項目目安値(G29/G920)方針
Vibration & FeedbackOnFFB有効化
Self Aligning Torque65主要トルク・重すぎない範囲に控えめ
Wheel Friction0情報を足さない重りなので切る
Tyre Friction0同上
Suspension65路面振動・上げすぎるとノイジー
Collision90衝突の衝撃
Soft Lock150舵角の壁
Steering Centre Force EnabledOnセンター戻しをゲーム側で補助
Steering Centre Force100戻しの強さ

出典: briankoponen.com(DiRT Rally 2.0 Logitech G29/G920 settings)。これは公式推奨ではなく解説サイトの目安であり、機種やベースのトルクで適正値は変わります。

EA SPORTS WRCのおすすめFFB設定の目安は?

EA SPORTS WRCはRacingGames.ggが機種別の目安を提示しています。ここで効いてくるのが、DiRT2との方針の違いです。EA WRCではSteering Centre Force=Offを推奨し、代わりにSelf-aligning torqueの値自体を高く取って、センター戻しをSAT(セルフアライニングトルク)に集約します。さらにSuspension値を高めに取り、ガレ場/路面の荒れの振動表現を厚くする方向です。

項目Fanatec(目安)Logitech(目安)
Self-aligning torque5897〜107(下限推奨)
Wheel friction3433
Tyre friction67
Suspension125150
Tyre slip9085
Engine100150
Collision120140
Soft lock75110
Steering centre forceOffOff

出典: racinggames.gg(EA SPORTS WRC wheel settings guide)。なおG923個別では別の解説サイト(simracingsetup.com)がSelf-aligning torque≈110を推奨しています。これらも公式推奨ではなく解説サイトの目安です。EA WRC側でFanatec/Logitechを含む全体像と機種別の対応は、EA SPORTS WRCのハンコン設定とおすすめ機種をまとめた記事で詳しく整理しています。

結局、2タイトルの設定方針はどこが違うのか?

ここが本記事の核です。同じラリーでも、DiRT Rally 2.0とEA SPORTS WRCは「センター戻しをどう作るか」「路面の荒れをどれだけ出すか」で方針が分かれます。判断フレームとして、ラリーで触る順に4つの軸で対比すると違いが立体的に見えます。

調整観点DiRT Rally 2.0の方針EA SPORTS WRCの方針
センター戻しの作り方Steering Centre Force=Onで補助・SATは65と控えめSteering Centre Force=Off・SAT値を高く取り戻しを集約(Logitech 97〜110)
ガレ場/路面の荒れSuspension=65で適度にSuspension=125〜150と高めで振動を厚く
情報を足さない重さ(Friction)Wheel/Tyre Frictionとも0で切る機種で残す(Tyre 6〜7・Wheel 33〜34)
滑り・エンジンの専用項目独立項目なし(SAT等で総合的に表現)Tyre Slip / Engineが独立項目で個別調整可

出典: briankoponen.com / racinggames.gg。要するに、DiRT2は「戻しはゲーム補助に任せて軽量に」、EA WRCは「戻しも振動もSAT/Suspensionの実数値で厚く作る」という設計思想の差です。どちらが正解という話ではなく、自分の機種(特に軽量なベルト機か、出力の高いDDか)で「滑り出しが分かる」「腕が疲れない」を基準に詰めるのが王道です。固定値の断定は避け、上記を出発点に少しずつ動かしてください。(機種別の実測セッティングは順次追加予定です。現状は公式UI項目名+解説サイトの目安です。)

ラリーで使うシフター/ハンドブレーキの対応はどうなっている?

ラリーは演出的にも操作的にもシフターやハンドブレーキの相性が良いジャンルですが、対応には注意点があります。

DiRT Rally 2.0の公式対応リストには、Fanatec ClubSport HandbrakeやFanatec ClubSport Shifter SQ(シーケンシャル)が含まれています。一方でHパターンシフター(例: Thrustmaster TH8A)はクラッチ併用で動作した報告があるものの、PC環境でHパターン/シーケンシャルの認識が設定依存になりトラブルが出る報告もあります。そのため「シーケンシャル併用なら必ず動く」と無条件に言い切れる状態ではありません。導入前に自分の機種の認識可否を確認するのが安全です。

EA SPORTS WRCの公式対応はFanatec/Logitech/Thrustmasterの3ブランドが当初ラインで、発売当初はAsetek/Simucube/VRS/Thrustmaster T818等を含みませんでした。その後のアップデートでMoza(PC/Xbox)のネイティブ対応が追加されています(Traxion報)。対応はPC/PS5/Xbox Seriesで差異があるため、購入前に公式の対応リストを確認してください。シフターやハンドブレーキの選び方の基礎は、シフターとハンドブレーキの選び方を解説した記事で整理しています。

周辺機器DiRT Rally 2.0EA SPORTS WRC
ハンドブレーキFanatec ClubSport Handbrakeが公式対応に含まれる公式対応はFanatec/Logitech/Thrustmaster軸で確認
シーケンシャルシフターFanatec ClubSport Shifter SQが公式対応同上(機種で要確認)
HパターンシフターTH8A等で動作報告あり・PCで認識が設定依存のトラブル報告機種・環境で要確認
Mozaネイティブ対応後日アップデートで追加(当初は非対応)

出典: gtplanet.net(DR2.0 compatibility list)/ overtake.gg / Steam Community / racinggames.gg / traxion.gg。

ラリー設定を詰める前に揃えておきたい機材は?

設定の前提として、ハンコン選びと固定環境が体感を大きく左右します。どの駆動方式(ベルト/ギア/ダイレクトドライブ)を選ぶかで、上で述べたFriction系を切る・残すの判断も変わってきます。機種選びの全体像はハンコン選び方完全ガイド2026で駆動方式と予算帯から把握するのがおすすめです。

強いFFBで机が動くとセンター戻しの情報が濁るため、固定環境を整えると効果が大きいジャンルでもあります。設定はあくまで土台が整ってから詰める—この順番を守ると、ラリー特有の「滑りと戻り」が一気に読みやすくなります。

よくある質問

Q. DiRT Rally 2.0とEA SPORTS WRC、設定の流用はできますか? A. 項目名はほぼ共通なので考え方は流用できますが、数値はそのまま移植しないでください。特にSteering Centre Force(DiRT2はOn・WRCはOff推奨)とSuspension(WRCが高め)で方針が逆方向のため、本文の比較表を参照して項目ごとに作り直すのが安全です。

Q. 記事の設定値は公式の推奨ですか? A. いいえ。各スライダーの推奨数値を網羅した公式ドキュメントは公開確認できませんでした。項目名(Self Aligning Torque等)はゲーム内UIの公式名称ですが、数値はBrian Koponen/RacingGames.gg/simracingsetup等の解説サイト由来の目安です。機種・ベーストルクで適正値は変わります。

Q. ラリーでハンドブレーキやシフターは必須ですか? A. 必須ではありませんが相性は良いです。ただしHパターンシフターはPC環境で認識が設定依存になる報告があり、無条件に動作を保証できません。対応リストと自分の機種の認識可否を購入前に確認してください。

出典・公式/解説リンク

  • Brian Koponen — DiRT Rally 2.0 Logitech G29/G920 settings(briankoponen.com)
  • Brian Koponen — EA SPORTS WRC Logitech G29/G920 settings(briankoponen.com)
  • RacingGames.gg — EA SPORTS WRC wheel settings guide / complete wheel compatibility list(racinggames.gg)
  • simracingsetup.com — EA SPORTS WRC Logitech G923 settings guide
  • Traxion — EA SPORTS WRC update adds native Moza wheel support(traxion.gg)
  • GTPlanet — DiRT Rally 2.0 steering wheel and controller compatibility list(gtplanet.net)
  • OverTake / Steam Community — DiRT Rally 2.0 Hパターンシフター動作報告(overtake.gg)

※設定値は公式UIの項目名+解説サイトの目安です。実測値は順次追加予定で、現状は公式値/目安として扱ってください。スペック・対応状況・価格は変動するため、購入・設定前に各公式の最新情報を確認してください。

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